今年はこんなデザイン
ヘルメットのバイザーカバー
毎年絵がらが変わるブルーインパルスのバイザーカバー。
過去のデザインを紹介するとともに、製作者にお話を伺った!
ブルーインパルスのパイロットが装着するヘルメット。そのバイザー(サングラスの役割を果たすグレーの透明板)のカバーは、実は毎年デザインがリニューアルされている。今年と歴代のデザインをを一挙公開しよう。
またブルーインパルスでは、このデザインを救命装備品の管理を行う救命装備員が担当している。毎シーズン、ファンを魅了するデザインを生み出す立役者に、その過程やこだわりを教えてもらった。懐かしのデザインと共にブルーインパルスの歴史を振り返ろう!
教えてくれた人
救命装備員 板倉邦彦 2曹
「今年のデザインを考えるにあたり、カラースモークをやる前提として“色”はどこかにとり入れたいという思いがありました。色を5つ取り入れることや、60周年のロゴがヘルメットにも入ることを考慮したうえで、シンプルなデザインを追求しました」
制作は、シーズンオフ後から始まり、約3〜4ヶ月かけて形にしていく。原案を紙に書いたり、イメージを深めるために試作のシールをバイザーカバーに貼ってみたりと試行錯誤を重ね、最終的にパイロットの意見を聞いて決定へと至っている。
「救命装備員は表舞台に立つことは多くないので、デザインという形でブルーインパルスのメンバーの一員であることを感じられることを嬉しく思っています」
バイザーカバーの一つ一つに板倉2曹の思いが詰まっている。
「シーズンが始まるともう次のデザインをぼんやり考え始めてます(笑)」と早くも来シーズンへ向かって走り出す。
今年のパッチは2種類
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展示用
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訓練用
毎年デザインが更新されるものといえば、ツアーパッチも忘れてはならない。今年は2種類あり、訓練用と展示用で使い分ける。航空祭で見ることができるのは展示用で、一方で訓練では訓練用を使用する。
2005〜2019年のバイザーカバー
松島基地のブルーインパルスミュージアムには、歴代のバイザーカバーが保管されている。今回は飛行隊協力の元、まとめて撮影する事が出来たので一挙に紹介しよう。
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2005年
2006年
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2007年
2008年
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2009年
2010年
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2011年
2012年
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2013年
2014年
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2015年
2016年
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2017年
2018年
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2019年
2020年
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2020年のデザインのカバーを取り付けたヘルメットで、今日も訓練に励む
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よくみると、歴代ブルーインパルス使用機のシルエットが!